去る6月21日(日)、第63回早慶新人雄弁大会が早稲田大学大隈大講堂で開催されました。
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当会からは、鈴木会員、宇佐美会員、林会員、宇治会員、齋藤会員の計五名が弁士として出場致しました。

第一弁士として出場した鈴木会員は、子どもの幼少期の体験に差が生まれ、好奇心の形成に大きく影響している実態を踏まえ、就学前教育を拡充することで、その体験を保障するべきであると主張していました。そのためには、廃校を活用した子ども園の設置並びに保育園から子ども園への転換と、研修制度とマッチング制度を充実させたうえでの潜在的保育士の活用が必要であると、力強い声調で訴えていました。

第三弁士として出場した宇佐美会員は、ソマリアの人々が暴力と飢饉により、自らが望む生き方が出来ていないという現状を論理的に分析し、その解決のためにはテロ組織の弱体化と人々の経済的自立が必要であると考え、政策として資源の密猟と密輸の取り締まり強化、武器回収、職業復帰支援を情緒的な声調で訴え、聴衆を引き込んでおりました。

第五弁士であった林会員は、児童虐待が子どもに精神的な傷を負わせているにも関わらず、児童相談所で充分に対応がなされず、また児童養護施設に入っても社会に出た際に自立できていない現状を分かりやすく分析したうえで、政策として児童福祉司の増員と児童養護施設内での小規模グループケアの推進を、冷静な声調で訴え、会場の関心を集めておりました。

第七弁士宇治会員は、鬱病をはじめとした精神疾患によって誰もが希望を失う可能性があるのにも関わらず、早期発見・早期治療に向けた治療体制が構築されていない現状を的確に分析し、政策として心理検査の実施と精神科医と臨床心理士の連携を、抑揚のきいた声調で訴え、聴衆を圧倒しておりました。

第九弁士を務めた齊藤会員は、都市圏と地方圏の経済格差のために地方圏からの人口流出が発生し地域社会が消滅している現状について分析したうえで、政策として地方圏の魅力的な就職先を増やすための産業の六次化とICTの推進と道の駅の拡充を、独特な声調で訴え聴衆の関心を集めておりました。

1435117466417(写真は弁論を行う鈴木会員)

1435117469792(写真は弁論を行う宇佐美会員)

1435117479393(写真は弁論を行う林会員)

1435117485117(写真は弁論を行う宇治会員)

1435117490924(写真は弁論を行う齋藤会員)

結果は・・・

優勝
早稲田大学雄弁会
宇治舞夏

準優勝
慶應義塾大学弁論部日吉会
佐藤貴彦

第三位
早稲田大学雄弁会
齊藤雄大

でした!齋藤会員入賞おめでとう!そして宇治会員優勝本当におめでとう!

弁論大会を終え、齋藤会員は第三位入賞について次のように語ってくれました。
「初めての弁論大会に出場そして、入賞できたこと大変うれしく思います。
応援してくださったすべての皆さんに心から御礼申し上げます。
これからは、原因や政策だけでなく、なぜ問題なのかを明確にし、
聴衆がこの人のことを信じてみようと思ってもらえるよう弁論を目指していきます。」

また、優勝した宇治会員にも大会後の感想を語ってもらいました。
「大会前までは弁論に慣れず不安でいっぱいでしたが、今回大勢の聴衆を前に伝えることの楽しさを知りました。
今回の優勝は決して私一人の力では成し得ませんでした。
熱く真剣に議論してくださった先輩方や同期、応援してくれた家族や友人、すべての人に感謝してこれからも日々努力していきます。」

1435117496259(左から鈴木会員、宇佐美会員、宇治会員、齋藤会員、林会員、演練幹事山口会員)

この大会は一昨年まで五年間連続で早稲田大学雄弁会が優勝を頂いていました。
しかし、昨年度は当会は二位入賞を出したのみであり、連覇記録はストップしてしまいました。
前回、優勝に一歩届かなかった山口会員は、この大会で優勝者を出すことを使命として今期演練幹事を務めて参りました。
今回の宇治会員の優勝、齋藤会員の入賞という結果は、このような一年越しの思いが結びついた結果とも言えるでしょう。
また、惜しくも入賞を逃してしまった鈴木会員、宇佐美会員、林会員も、会内予選よりもさらに力強い声調、説得力のある言説を見せてくれました。
今回の悔しさを原動力に彼らがどのように成長していくのか楽しみにしています。

1435117524744(写真は現役会員)

審査して頂きましたOBの方々、会場を管理して下さった方々、弁論関係者の方々を始め、ご協力頂きました関係者の皆様、誠にありがとうございました。

(文責:高橋)