第二十七回日吉杯争奪弁論大会

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(写真-慶應義塾大学三田キャンパス三田演説館前にて。出場弁士の城間会員(写真-左)と杉田純会員(写真-右))

10月10日、慶應義塾大学三田キャンパス三田演説館にて、第二十七回日吉杯争奪弁論大会が開催されました。

当会からは、城間正人会員、杉田純会員が弁士として出場しました。

第三弁士として登壇した城間会員は、「籠の中の鳥」との演題のもと、在日外国人に関する弁論を行いました。在日外国人は日本人の何気ない行動に差別や偏見を受けたと感じる現状を述べた上で、在日外国人の方々が、コミュニケーションの手段である日本語を学び、多様な価値観や文化的背景を持った他者と地域で交流できる機会を設けるべきだと熱く訴え、議場の説得に努めておりました。

 

第十弁士として登壇した杉田会員は、「教室の悪魔」との演題のもと、いじめ問題に関する弁論を行いました。いじめの苦しみと、その苦痛を誰にも理解してもらえない苦しみが、子供にとって、いかに辛いことであるのかを主張しておりました。これらの苦痛を和らげるために、多忙である教師の負担の軽減、いじめが発生した際に、生徒が自ら相談し、教師もまた、生徒の相談に適切な対応ができるようにするべきであると力強く訴え、議場を沸かせておりました。

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(写真-杉田弁士)

結果は、

団体聴衆部門

優勝
第一高等学校・東京大学弁論部
武田詢弁士

準優勝
法政大学弁論部
小野澤和真弁士

第三位
拓殖大学雄弁会
速山武士弁士

審査員部門

最優秀賞
法政大学弁論部
小野澤和真弁士

優秀賞
第一高等学校・東京大学弁論部
武田詢弁士

でした。

惜しくも入賞は叶いませんでしたが、
日本での生活に苦しむ在日外国人の方々を救いたいと切実に訴えかけている城間弁士、いじめによる苦しみから子どもたちを解放しなくてはならないと力強く述べている杉田弁士、両弁士のその姿に聴衆は感銘を受けておりました。城間弁士、杉田弁士、お疲れ様。

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本大会を主催して下さいました慶應義塾弁論部日吉会の皆様、

大会に参加された弁論部関係者の皆様、そして定例演練や議論等ご協力頂いた会員の皆様、
誠にありがとうございました。

(文責:宇佐美)

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